■ラピス・バジェ
群青色の髪と黄土色の瞳を持つ女性。ラズリの被験者。一人称は「私」。
レプリカへの偏見はまったくと言って良い程なく、
ラズリを双子の妹のように扱う天涯孤独のお嬢様。
両親が残した遺産と治療院でほそぼそと寂しく暮らしていたが、
ふとしたきっかけで自分のレプリカ(ラズリ)を発見。(外伝『Lapis』参照)
それ以後、ラズリに対して生活の仕方などを教え込み、ラズリの自我を芽生えさせた。
だがある日、理由も告げずに家から逃亡したラズリを探して旅に出る決意をする。
職業は薬剤師。ラズリ激ラブ。ある意味でナルシストかもしれない。
■ラズリ
蒼い髪と黄金色の瞳を持つ女性。ラピスのレプリカ。一人称は「私」。
生活のことを色々と教えてくれたラピス(被験者)には感謝しているが、
レプリカと一緒に暮らしているという理由でラピスが変人扱いされていることに気を使い、
理由も告げずにラピスの元を離れた。
家を出た後は剣を握り、独学で魔物退治等をしながら各地へ放浪の旅に出る。
ひょんなことからケセドニアでルークと出会い、
ルークとアッシュが出会うまでの期間を共に過ごす。
女性の体に慣れないルークをサポートし、女性の何たるかを教えられる範囲で教えていく。
ルークがレプリカ救済の為の行動をとることに共感し、一緒に手伝っている。
その内、ルークとラズリはレプリカ達の間で〝蒼焔の守り神〟と称されるようになる。
■アンバー
琥珀色の髪と濃い茶色の瞳を持つ男性。自我が目覚めたレプリカの一人。一人称は「俺」。
レムの塔のある孤島に街を作らんと活動するグループのリーダー的存在。
役目としては統括と建築作業。
ルークとラズリに助けられた後(外伝『Amber』参照)は、
グランコクマの保護施設へと移送される。
そこで知識や言葉を教わりながら過ごしていたが、
レプリカに対する偏見に嫌気が差して施設を後にする。
レムの塔で多くのレプリカ達が瘴気を消したと聞き、そこを拠点に街を作ろうと決意。
被験者は基本的に嫌いだが、ルークとラズリには恩があるため、
二人の知り合いである仲間達には少し優しい。
特に自分に名前をつけてくれたルークを尊敬(崇拝)している節があり、
アッシュは若干嫌いな傾向に。
嫌いではないが、ピオニー皇帝陛下は苦手な傾向。(理由は恐らくルークと同等?)
レプリカに対して偏見を持っていないラピスには感謝しつつ、淡い好意を抱いている。
そのことで良く仲間にからかわれている。
■リド
黄緑色の髪と水色の瞳を持つ少年。自我が目覚めたレプリカの一人。一人称は「僕」。
レムの塔のある孤島に街を作らんと活動するグループの一人。
役目としては設計と資材調達。
逃亡生活の中で言葉を覚え、自我が目覚めた。
隠れるようにして各地を回ったおかげで地理には詳しい。
とある漁港で暴力を受けて倒れた所を造船工場の工場長(アゲート)らに助けられ、
しばらく世話になる。(外伝『Rido』参照)
そのお陰で造船技術、及び船を操る術に長けており、また、譜業機関マニアでもある。
漁港から離れた後、放浪している時にレムの塔の噂を聞き、その先でアンバーと出会う。
どこからともなく持ってきた船を使い、レプリカ達をレムの塔へ運ぶ役割と、
物資を運搬する役目を持つ。
被験者は嫌いではないが、好きでもない。要は興味がない。
とにかく機械大好き、船大好き。シェリダンは彼にとって聖地。
ガイと趣味が合うので、音機関について熱く語り合う時もある。
レプリカの街が完成した暁には、アゲート達のいる漁港に里帰りを果たしたいと思っている。
■レピド
薄紫色の髪と淡い青色の瞳を持つ男性。自我が目覚めたレプリカの一人。一人称は「私」。
レムの塔のある孤島に街を作らんと活動するグループの一人。役目としては資金作り担当。
各国の上流階級の貴族達が唸るほどの絵の才能を持つ。
彼(彼女?)の書いた絵が売りに出された途端、瞬く間に高額で取引されるとか。
絵を売る時はレプリカとばれないように仮名を名乗っている。(外伝『Lepido』参照)
性格は楽天家で非常にポジティブ。
言葉を教えてもらったのが飲み屋を営む女性だったため、おねぇ言葉を発する。
芸術家故か綺麗なものが大好き。よって綺麗なものなら被験者でも愛せる人物。
自分の理想とする体型と美貌を持つティアを惚れ惚れと見つめる日々。
彼曰く「さいっこーぅのプロポーションだヮ、すてきぃーぃ」らしい。
■シリカ
白地に青と緑がかかった斑色の髪と、左目は濁ったような白、右目は淡い赤色を持つ少女。
一人称は「あたし」。
自分の被験者であるカルサに逃がされ、反レプリカ組織〝リア〟の本部から、
スパイレプリカ団体にまぎれてレムの塔へとやって来る。
見つからないように隠れまわっていた所、レピドのアトリエで発見された。
「はぁい、小さなレィディ?素敵な色ねェ」と髪色を褒められたのが嬉しかったのか、
やたらとレピドに懐く。シリカと名付けたのもレピド。
言葉は理解できるが、まだ会話は出来ず目下勉強中。
レピドと同じく綺麗なものが好きだが、その中でも取り分け赤色(カルサの目の色)が好きなため、
最近はジェイドの目とルークとアッシュの髪の色が気になっている。
女性陣(特にティア)が可愛がってくれるのが密かに嬉しい。
レピドお手製の名前石付チョーカーをつけている。
■カルサ
濁った白色の髪と、左目に青と緑の混色、右目に赤色というオッドアイを持つ少女。
モルダを盲信しており、クリス・サングレのレプリカである。一人称は「私」。
刷り込みによりモルダの言うことなら何でも従い、
モルダの為なら死ねる(死ななければならない)と思っている。
レプリカでありながら、全世界に存在するレプリカを消そうと企むモルダを手伝う。
組織名は〝石の灰〟。
右目はイービル・アイ(邪視)で、見た者を即座に暗示にかけることが出来る。
モルダの気まぐれによって生まれた自分のレプリカ(シリカ)を、周囲の目から隠すように逃がす。
■モルダ・エスパシオ
深緑の髪と空色の瞳を持つ男性。一人称は建前「私」・「俺」、本性は「僕」。
反レプリカ組織、『リア(ria)』の男首領。
レプリカ情報を抜かれた恋人(クリス)を失うという過去を持つ。
全ての根源となった〝レプリカルーク〟を激しく憎み、
さらにレプリカは許されざる存在・生きる者達への冒涜だとアンチ派を結成。
路頭に迷うレプリカ達を消して回るという、〝蒼焔の守り神〟とは真逆の活動を行う。
レムの塔がある孤島にレプリカの街が作られるという情報を得、それを阻止しようとする。
■クリス・サングレ
白色の髪と、右目にブラッドレッド、
左目に紺から緑へかけてのグラデーションという不思議な色を持つ少女。
カルサの被験者。享年十五歳。一人称は「私」。
右目に、強い暗示(洗脳)をかけることが出来る邪視を持つ特異体質の少女。
周囲にいる生物を撫でるように見るだけで、
見られた生物達が彼女の思いのままになる程の力だった。
その畏怖な力を両親に気味悪がられ、
ついにはマルクトにある王立譜術・譜業研究所へ極秘裏に売り飛ばされる。
幼い頃からの実験続きで、兵器として使用されること多々あり。
生きることが段々辛くなってきた頃に、研究員としてやってきたモルダと出会い、恋に落ちる。
しかし、邪視の力を大量生産しようと企んだ軍幹部により、レプリカ情報を抜かれてしまった彼女は、
長年続いた実験に加え、邪視の酷使で体が弱っていた為、息を引き取った。
PR